肌の悩み別スキンケア「くすみ」

ひぃのスキンケア講座

肌から、明るさ&透明感を奪ってしまう

疲れて見えるのは、トラブル肌の初期症状!?

なんだか顔が疲れて見える、肌がクレートーンで明るさがない、なんとなく肌の調子が上向かない・・・、などということを感じたら、それは肌がくすんでいる証拠かもしれません。「くすみ」とは、肌のトーンが暗くなったり、肌色がよどんでいるように見える、いわゆる肌に透明感がない状態のことをいいます。肌がくすんでしまう原因は、ひとつではありません。たとえば、水分不足による「乾燥」や、ターンオーバーのみだれによる「角質肥厚」、そして「血行不良」や炎症、紫外線による「色素沈着」だってくすみの原因になります。
肌がくすむということは、何かしら肌がトラブルの種を抱えているというサインなのです。

肌の明るさを取り戻すために、まずは、とにかく保水

くすみの一番の原因はなんといっても乾燥です。肌が乾燥してしまうと、見た目のみずみずしさや明るさが失われた肌に。つまり、水分量で肌の明度は変わってしまうのです。だからこそ肌の明るさを取り戻してクリアな肌にしたいなら、たっぷりなうるおい補給が絶対条件です!
また、うるおいが足りないと肌のバリア機能が低下するため、肌はますます乾燥します。この状態を放っておくと、今度は肌本来の働きが停滞し、自ずと肌の生まれ変わりであるターンオーバーも乱れ、本来アカとしてはがれ落ちるはずの古い角質が残ってしまいます。しかも角質は、死んだ細胞であるため、普段の肌色よりも少し黒みを帯びて暗く、肌はますます透明感を失いダークな印象に。肌が乾燥するだけで、「乾燥」→「すくむ」→「角質肥厚」→「さらにくすむ」という図式が成り立ってしまうのです。
だからこそお手入れでは、化粧水でたっぷりと保水して角質層をたっぷりの水分で満たしたうえで、さらにその水をキープしつつ外に逃がさない効果のある保湿美容液でさらにうるおいを与えてあげましょう。もしくはサラリ系の化粧水のあとに、美容成分がふんだんに入ったトロリ系の化粧水でお手入れするというダブル化粧水ケアもおすすめです。

保湿だけじゃ、なかなか対処できない。厚くなった角質には、スペシャルケアを

しかし角質が厚くなってしまった肌は、保湿を頑張ろうにもなかなか浸透してくれません。
そんなときは、古い角質を肌に負担をかけずに除去できるスペシャルケアを。角質ケアのためのアイテムは、ゴマージュや、角質除去効果のあるふき取り化粧水や美容液。そして、ピーリング効果のある洗顔石けんなど種類豊富です。肌タイプや好みに合わせて選びましょう。
ただし、角質ケアのやりすぎにはくれぐれも注意を。本来角質は肌を保護する目的で肌の一番外側にあるものなので、この角質を取りすぎてしまうと、肌のバリア機能を壊すことに繋がってしまいます。もちろん角質ケアをした後の肌には、いつも以上にしっかりと保湿ケアを忘れないようにしましょう。

血行不良によるくすみは、血行を促すマッサージで、クリアな肌へ

乾燥や角質肥厚とともに、くすみの大きな原因となるのが血行不良です。そもそも肌は肌の奥、真皮に巡らされている毛細血管を通る血液の色が肌に反映され、自然な血色感のある肌色に見せています。
しかし、血行が悪くなると血管内の血液は酸素不足となり黒っぽく変化。酸素が十分にいきわたっているときは、キレイな赤色なため、肌色もほんのりピンク色なのに比べ、血行の悪いときの肌は、どんよりとしたグレーっぽい肌色になってしまいます。
血行をよくするには、その血行不良の原因となった素を断つのが一番ですが、生活習慣などが原因の場合は改善にも時間がかかります。そんなときは、まず即効性のあるマッサージがおすすめです。
マッサージは、リンパの流れに沿って「顔の中心」から行い、「耳下腺」→「胸鎖乳突筋」→「鎖骨」→「脇」のリンパ節にながします。
また血管は顔だけでなく身体全身に巡らされているため、全身の血流をアップさせる運動やお風呂などもくすみリセットには効果的です。くすみ知らずの肌のためには、保湿重視のスキンケアと、血行不良にならないための生活習慣の立て直しの二段構えでクリアしていきましょう。

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