2-3 脂性肌(オイリースキン)
テカリとぽっかり毛穴にご用心!
べたつき、テカリ、毛穴の目立ち・・・これは、すべて過剰皮脂のしわざ
脂性肌は、皮脂分泌が過剰なため、肌表面、特に皮脂分泌の多いTゾーンのテカリが目立ちます。皮脂は皮脂腺から分泌されますが、皮脂腺は必ず毛穴と1セットとなっているため、開口部にあたる毛穴が大きく開きがちです。さらに毛穴の開きにより、肌の美しさを左右するキメも粗く見えてしまいます。他にも、メイクくずれを起こしやすくニキビができやすいのも特徴です。
皮脂腺は体全体にありますが、すべてが同じように発達しているわけではありません。比較的、身体の中心部に集中発達しています。頭だと頭頂部、顔だとTゾーンそして身体だと胸もと、そして背中中央部の背骨まわりが皮脂分泌の多い部位だと覚えておきましょう。
また、排卵日から次の整理がはじまるまでの期間は、ホルモンの影響で、さらに皮脂が増えやすくなります。皮脂分泌は、日々の食事内容にも大きく左右されるため、この時期は、過剰皮脂の原因になりやすい脂肪分や糖分の取りすぎには、注意しましょう。
なにはともあれ、まずはしっかり洗顔で、肌を清潔に
オイリー肌のお手入れで、まず気を付けたいのは洗顔です。
皮脂の酸化を防ぐためにも、毛穴を清潔に保ちましょう。特に皮脂分泌の多いTゾーンは念入りに。皮脂は、空気中の汚れもいっしょに吸着してしまうため、見た目は汚れていないと思っても、油断は禁物。もちろんメイクした肌をそのまま放置などは、もってのほか!ただし洗浄力の強いクレンジング剤や洗顔料は、逆に肌を傷つける原因になってしまうこともあるため、いつも同じものではなく、肌状態によって変える工夫も必要です。
また、皮脂に古い角質がまざって毛穴をふさいでしまうと、毛穴をますます広げてしまうだけでなく、ニキビの原因になってしまいます。そのため、日々の洗顔だけでなく、時には、パックや専用のローションなどでのスペシャルケアを心がけましょう。
ついつい見逃しがち。でも、じつはとても大切な、うるおいケア
オイリー肌は、肌表面がザラついたり、ゴワつくように感じることがよくあります。
実は、これ、角質層内の細胞をぴったりとくっつける役割を担う「細胞間脂質(セラミドなど)」が不足しているサイン。角質細胞がはがれやすくなっているため、肌がザラついたり、ゴワつくのです。
この状態をリセットするには、うるおいケアが欠かせません。そう、肌が脂っぽいからといって、肌が潤っているわけではないのです。
健やかな角質層を育むためには、むしろオイリー肌こそ、質の高い保湿ケアが必要になってきます。たとえば、べたつくのが嫌だからといって、お手入れを化粧水だけですませてはいませんか?これは、絶対にNG!化粧水だけでは十分な保湿はできません。べたつきがきになるようなら、さっぱりタイプのアイテムを選ぶなどして、工夫しつつ、しっかりと保湿しましょう。