5-1 油性の汚れには、やっぱりクレンジング
油性の汚れには、やっぱりクレンジング
メイクの汚れは、溶かして落とす
クレンジングは、いつも同じではなく
メイクや肌状態で、使い分けたい!
クレンジングをする理由は、洗顔石けんでは落としづらい、もしくは落とせない、メイクや日やけ止めなどの油性の汚れをしっかり落とすためです。クレンジング剤には、配合量の違いはあれ、油性汚れを落とすために必要な油分と界面活性剤が含まれています。この配合の度合いによりクレンジング剤の「洗浄力」は変わってきます。そのためクレンジング剤を選ぶときには、メリットとデメリットをきちんと見極めながら使い分けることが重要に。
基本的に洗浄力の高いクレンジング剤は、メイクもするりと素早く落とせますが、その分、皮脂を取り去る力も高くなります。洗浄力は「オイル→クリーム→ミルク→ローション」の順なので、乾燥が気になるときには、できるだけオイルは使用せず、皮脂をとりすぎないミルクやクリームタイプを選ぶのがおすすめです。他にも例えば、しっかりと濃いメイクをしたときは、オイルタイプを、ニキビができやすいならばジェルを・・・というように、メイクや肌の状態に合わせて、クレンジング剤を上手に使い分けましょう。
ゴシゴシこするのは、肌を傷めるだけ!
やさしく、でも手早くが基本です
クレンジングでなにより気をつけたいのは、使用方法です。商品に記載されている「適量」は、必ず守りましょう。量が少なすぎると、メイク汚れがしっかり落ちないため、なじませるとき肌をこすってしまうことも。残った汚れは酸化して肌を傷める原因となるだけでなく、必要以上に肌を摩擦してしまうと、シミやくすみの原因に!メイクは、ゴシゴシこすり落とすのではなく、クレンジング剤で溶かして、浮かせて、取り去るものなのです。
また、アイメイクなどのポイントメイクのように、しっかりメイクをした場合は、ポイントメイク専用のリムーバーを利用しましょう。特に目もとのメイクなどは、キチンと落とさないと色素沈着の原因になるので気を付けて。
まずはポイントメイクから。
そのあと全体を落として
クレンジングはポイントメイクと普通のクレンジングを分けることがポイント。
ふき取るときは、「こすらず」「やさしく」が大原則です。
専用のリムーバーや
ふき取りクレンジング剤で
メイクを浮き上がらせて
メイクを落とすときに、洗顔だけで落とそうとしている人もいるかもしれませんが、それはNG。メイクは毛穴にも入り込んでいる状態なので、洗顔だけでは落ち切らず、肌あれや部分的な色素沈着の原因になります。特に落ちにくいポイントメイクは専用のリムーバーを使いましょう。まずポイントメイクを落としてから、クレンジングで顔全体のメイクを浮き上がらせます。クレンジング剤には洗い流しタイプとふき取りタイプがありますが、肌のことを考えるなら洗い流しタイプを。ふき取るときは摩擦がおこらないよう、ティッシュを水か化粧水で濡らしてからやさしくふき取りましょう。また、クレンジング剤によるマッサージは乾燥の原因となってしまうのでNG!必ず専用アイテムを使用しましょう。
Point
■コットンを指にはさみリムーバーを含ませて
コットンをひとさし指と小指ではさむように持ち、リムーバーをたっぷり含ませ、やさしくふき取ります。まぶたに使うときは、コットンに含ませたリムーバーが中指と薬指全体にくるように、アイブロウメイクを落とすときは、中指全体にくるようにのせ、手を横に向けて包み込むように使います。リップメイクには手を縦にして外側から内側に向かって使いましょう。