9-1 乳液・クリームの基本

ひぃのスキンケア講座

うるおいヴェールで、お手入れ効果を肌に閉じ込める

やわらかで、しなやかな肌づくりのためにはやっぱり、乳液・クリームが必要

そもそも肌は、皮脂腺から分泌された皮脂と、皮膚上の常在菌により分解され、汗腺から分泌された汗と混じり合った「天然のクリーム(皮脂膜)」が肌表面に膜をつくることで、うるおいを保ちながら肌を外的刺激から守っています。しかし睡眠部族や間違ったお手入れなどにより肌が乾燥してしまうと、皮脂膜が形成されずに肌は、どんどん乾燥し、肌あれを呼び込んでしまうことになります。だからこそ、お手入れの最後には、必ず肌表面をしっかりとうるおいで包み込む、乳液やクリームで仕上げることが大切なのです。
乳液、クリームは、そのエモリエント効果により、肌全体に必要なうるおいを与えるとともに、肌にピタッと密着するシールド効果により、水分の蒸発を防ぎながら、化粧水や美容液で補給した成分を肌内にしっかり留めてくれます。化粧水や美容液でしっかり保湿しているので、乳液やクリームは必要なしと思っている人も多いようですが、先に述べたように、お手入れの最後に使うことでフタの役割も担ってくれるだけでなく、その適度な油分は、肌をしなやかでやわらかく整えるには欠かせないものなので、肌年齢を若々しく保つためにも必要です。

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